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主宰 朝枝 知紘
生年月日:1989年02月15日/出身:山口県
「生きづらいあなたへ」というメッセージを軸として、決して演劇という枠の中だけで完結することなく、社会問題を題材とした作品を通して刑事施設や更生施設、養護施設、支援団体との繋がりを求め、今助けを必要とする誰かにとって一筋の光となるプロジェクトを展開していきたく2022年10月に当団体を立ち上げる。
主宰である朝枝知紘が全作品の脚本・演出を担当し、加害者家族の再生、非行少年の更生、被害者遺族と加害者家族の対峙など、生きづらさを抱える人々が「絶望の一歩先」へ向かう過程を描いた社会派作品を多く創作している。
決して派手な演出があるわけでもなく、俳優の呼吸する音が聞こえてくるような静かな空間の中で、登場人物の心が揺さぶられゆっくりと変化していく姿を映し出すことに力を入れた作品創作を心がけている。
いったい誰に届けたくて私は執筆を続けているのか...
行く手を閉ざされ孤立し、今も苦しみの中を生きる若者が、演劇を楽しみに劇場に足を運んでくださる可能性は限りなく低いという現実があります。
そんな離れた世界を繋げたいという思いが私の原点でもあります。
心の中になんの軸もなく、世間に背を向けていた過去の私を変えたのは、何があろうとエールを送り続けてくれた家族や恩人、そして明日を思い描ける居場所の存在でした。
そんな経験を作品に反映し、誰かの心の傷にそっと寄り添い、生き直すきっかけとなるような活動を継続していきたいと考えております。
Asaeda proの作品が世の中の片隅で明日を想い描けずにいるたった一人の背中を押せたのであれば、私が今生きていることにも意味があるんじゃないかと思うんです。


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